【フランスの最も美しい村】La Roque sur Ceze(ラ・ロック・シュル・セーズ)
フランンスの最も美しい村
というのを聞いたことがあるでしょうか。フランスはふらりと訪れた小さな村が思いの外魅了的だったりすることがよくあるのだけど、その中でも選りすぐりの美しい村が協会によって選ばれているとのこと。Wikiによれば厳しい審査基準があるらしく、要約が以下の通り。
- 人口が2000人を超えないこと
- 最低2つの遺産・遺跡(景観、芸術、科学、歴史の面で)があり土地利用計画で保護のための政策が行われていること
- コミューン議会で同意が得られていること
2016年の情報では155の村が選出されているらしいのだけど、私の住んでいるガール県の中では3つの村が選ばれている。何気なく一覧を見てびっくり。全部行ったことあるじゃん!
確かに、3つとも他の村とは違うオーラ出してた!
ということで、改めて行った時に写真を撮ったりしたので少し紹介してみようかと思う。
La Roque sur Ceze(ラ・ロック・シュル・セーズ)
「フランンスの最も美しい村」協会のサイトでは各村の紹介がされている。ラ・ロック・シュル・セーズはこんな感じ。
www.les-plus-beaux-villages-de-france.org
こちらのサイトに載っている村の見所を要約すると
- カスカード・デュ・ソタデの川沿いの村
- コート・デュ・ローヌのワイン
- 城と城壁の遺跡
- 村の頂上からのカスカードデュソタデを望む景色
ぶどう畑の脇を通り村に入ると、すぐに小さいながらも小綺麗な教会がある。あまり装飾はなく、こざっぱりとして品の良い感じの教会。ちょうど夕方4時の鐘を聞くことができた。
見所はセンスのいい石畳!
この村に入ってまず思ったのは、石畳が綺麗!それぞれの道で角ばった石や丸い石など違った種類の石を使っていたり、並べ方や石の配色まで小道ごとに個性があって歩いていてとても楽しい。ここから写真を載せていくけど、ぜひ路面に注目していただきたい。
ところで、小さな村に行く際には絶対スニーカーのような歩きやすい靴でないと足が辛いので意識して靴は選んだほうがいい。もう少し大きな町でも石畳はもちろんあるけれど、小さな村の場合は坂道も多く石の並びがさらに荒くなっていたり均等ではないので、よりリラックスして楽しむならスニーカーが一番。
セーズ川がすぐ隣に流れているので、そこから石をたくさん運んだんだろうなー。高台にある村なので、当然全てが坂道。作業は大変だったに違いない。村の中を巡る中で、史跡や著名人の家だった場所などパネルが設置されている。パネルを追いかけて登って行くのは楽しかった。
小さな村だけど、結構立派な家も多くある。「坂道ばかりで住みにくくないのかな?」と疑問を口にしてみると「この辺の立派な家は全部別荘。お金のある人たちが昔風に改装してバカンスの間だけきてるんだよ」とメディチが教えてくれた。なるほど。確かにバカンスにはぴったりだよね。
坂道をだいぶ登って頂上まで来たら、そこには城の跡。カスカード・デュ・ソタデを手前に見下ろす大パノラマな景色を堪能。
満足したのであとは全て下り道をひたすら下って帰り道。
いい村は、小道を歩くたびになんというかストーリーがあって最後まで飽きない。この村もそんな感じのストーリー豊富な素敵な村でした。