プロヴァンス田舎れぽーと!海外移住×田舎暮らし

南フランスのド田舎に嫁いで子育て!毎日バタバタしながら田舎暮らしを満喫している日々のこと

【海外移住1年】フランスのド田舎で暮らすメリット 前編

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気がつけばフランスに移住して1年が経過!いろいろあったような何もしてなかったような不思議な時間の感覚。ちょうど2018年も始まったことだし、いいタイミングなのでフランスの山の中に移住してみて良かったこと悪かったことを、まとめてみたいと思う。まずは良かったこと、メリットから。(長くなったので前後編に分けました)

 

時間がゆったり流れる

仕事や時間に追われる都会のバタバタした生活とはかけ離れたゆったりした時間の中で、食べることや暮らすことにフォーカスして楽しめている。同じ生活の繰り返しになりがちな以前の都会生活とはうって変わって、移ろう四季を感じながら変化に富んだ生活は生きてるなって感じるみずみずしい日々。都会生活にももちろん魅力はたくさんあるけれど、そこでは得られない豊かな毎日が過ごせている気がする。今は仕事をそんなにしていないので余計に自由な時間が多いからそのはずではあるんだけど、フランスでは仕事をしている人でも仕事以外の時間をとても大切にしていて、バカンスなどでがっつり休んで人生楽しんでる感がすごい。

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夏がすんごく楽しい

南フランスの夏は本当に楽しい。雨は少なくて湿気も低く、カラッと晴れる日が多いので気持ちが良い。太陽が出ている時間もかなり長くて、朝6時頃には太陽が登り始めて、沈むのは夜21時頃。もう目一杯遊んでくださいと言われているとしか思えない。そんな気候のこの辺では、自宅にプールを持っている家も少なくない。我が家には残念ながらプールはないけど、人の良いお隣さんに使わせてもらって毎日プール三昧、午後に貸切プールで過ごす時間はほんとに贅沢。f:id:hagiyop:20180117084107j:plain

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お隣さんちのおっきなプール

そんなプールサイドで、フランスの良き文化とも言える「アペロ」が頻繁に行われる。アペロは、なんというか「ちょっと一杯やろうぜ」という時間。自分の好きなワインや、お手製の軽い料理なんかを持ち寄ってみんなでゆっくりおしゃべりしながら過ごすそれは楽しい時間だ。ちょっと一杯と思いきや大概3時間以上はかかるので、フランス人は本当におしゃべりが好きだなぁと思う。

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そういった時間を過ごすべく、夏のバカンスシーズンはフランス全土や外国からも旅行客が押し寄せて、近隣の村や街は冬の閑散期とは全く違った賑わいを見せる。夏とそれ以外では周囲の人口密度がかなり違うのに驚かされる。バカンスで親戚や家族の友達が家に何泊かしていく機会も多くて、7月や8月はほぼ毎週違う人が泊まってた気がする。退屈しないけど、いつもお客さんがいるのはたまに邪魔というか気が休まらなくて少し疲れたりもするので個人的にはバランスも大事だなと思う。

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夏のマルシェは大賑わい

大人がわがままなフランス。子育てがしやすい(らしい)

いろいろ調べてみるとフランスは「大人がわがままにいられる社会」な気がする(と言うか、単にフランス人がわがままなのかもしれない)。子供が生まれても「自分の人生は自分のもの!」と子供を置いて働くなんて…という謎の後ろめたさはなく、さっぱり産後3ヶ月で仕事に復帰するママがほとんどで、そのための支援サービスが充実しているし、子育てスタイルも生まれてすぐ子供部屋で一人で寝かせて母親は子供と少し離れて自由な時間を持ったり、ベビーシッターも補助があったりするから利用しやすいので夫婦だけでお出かけしたりと、子供を持つ前の生活をある程度維持できる。産後に「私自身の人生はどこに行ってしまったの…?」と悩むママが日本では多い気がするけど、そういった我慢をフランスではしなくてもいいよう制度が整えられているようだ。父親も当たり前のように育児には参加するし、他にもいろいろ子育て世代に優しい制度があったのでちょっとまとめてみた。

  • 出産費用は無料
  • 産後は保育士が訪問してくれて、赤ちゃんのお世話をしてくれるサービスもある
  • 0歳児から入れる保育園も多く、認可されたサービスが充実
  • 3歳から学校に入り学童保育も充実
  • 基本的に公立校なら授業料が高校まで無料
  • 大学も入学金などはなく、年間数万円程度の金額で十分な教育が受けられる

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私の方は、まだ息子も小さいのであまり実感としては感じられていないけれど、どうやら教育費が日本に比べて格段に安いので、親は子供のために必死に働かなくてもどうにかなるようだ。大人がわがままで何が悪い。ええじゃないか!

私の場合、そんなところに魅力を感じて移住を決めたと言っても過言ではないかも。

もっと詳細にわかりやすくまとめているページがあったので興味のある方はどうぞ。

 moomii.jp

食べ物が美味しくて健康的

フランス料理と言うとこってり重めな印象があるかもしれないけど、普段食べる家庭料理はそんなこともない(もちろん好みや選択にもよるけど)。確かに肉を食べる頻度は多いけど、同じくらい野菜もたくさん食べている。美味しくて体に良さげな有機野菜も値段も高すぎることもなく普通に買えるので、メディチのお母さんが有機野菜しかほとんど買わないこともあり普段の野菜はほとんどがオーガニック。それにしても、フランスはオーガニック食材先進国(?)で、何でも探せばオーガニックで見つけられそうな勢い。

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調理方法や食材もシンプルで、揚げ物や加工食品はあまり食べる機会がない。ジャンクフードも田舎ゆえもあってかあまり遭遇しないので食生活がかなり健康的になった私。悩ましいのはスーパーで売ってるデザートのレベルが高すぎることだろうか。ちょっとしたカフェで出てきそうなレベルの味のデザートがかなりお安く手に入るのでつい手を伸ばしたくなる。

 

さて、長くなったので全編はこの辺で。後編は主に田舎で暮らすメリットになりそうな予感。近いうちに更新するのでまたよろしくどうぞ!

 

追記:後編も書きました!

hagiyop.hatenablog.com